大阪・吹田の司法書士な日々2010年10月6日

こんにちは

今日は、大阪法務局本局の案件が完了しました。

小沢一郎氏の資金管理団体陸山会」をめぐる事件について、東京第5検察審査会が2回目の審査で小沢氏を「起訴すべきだ」と議決し、小沢氏は強制起訴となりました。

無論、現時点では違法行為があったかどうかは不明です。

ところが、これについて新聞の社説などでは、「出処進退について、自らけじめをつけるべき」とか「民主党の自浄能力問われる」として、なんらかの処分を求める論調を多く見られました。

起訴されたら犯罪者になるということなのでしょうか?

このようなマスコミによる「起訴=犯罪者」という決め付けが、多くの人権侵害を惹起してきたという歴史は、なんら教訓として生かされていないことになります。

検察の暴走が問題となっているこの時期においても、人権を尊重しないマスコミのありようというのは、とても象徴的であるといえましょう。

わが国では起訴されたら終わりということ。

恐ろしい話です。

ではまた